もう声なんかいらないと思った

「天野さん、生まれつき難聴でもダンスや女優さんをされている大橋弘江さんって知っています?」

メディアを通じてお知り合いになれた方から、ある本を紹介して頂きました。

「もう声なんかいらないと思った」 大橋弘江

生まれつき難聴の大橋弘江さんが、

多くの苦悩や心の葛藤を経て第7回読売演劇大賞を受賞するなど、女優・ダンサーとして活躍する姿を描いた青春記です。

早速、読みました。

第1章の幼少から学生時代の難聴による苦悩、学校でのいじめ、家族との葛藤など、

読んでいても当時の大橋さんのつらい気持ちや思いが文章からナイフのように刺さってきます。

たぶん、世界のすべてが大橋さんにとって敵だった。

重苦しい。

ある意味絶望の中から物語はスタートします。

就職後、

手話(日本語手話)を覚えられ、自分自身を表現することに目覚めた大橋さんのチャレンジが始まり、

女優のオーディションを受け、賞を受賞し、アメリカにも留学されたり挑戦はとどまることはありませんでした。

最初は鋭利な刃物で刺されそうな、読むのもつらい感じでしたが、

物語の途中から、太陽がそこにあるような明るい溌剌としたイメージにどんどん変化していきました。

女優さんになってからも、苦悩や乗り越えなければいけない壁があったと思うのですが、

決して「夢」をあきらめない!!

その強い思いが伝わり、今度はどんなチャレンジをされるんだろう?

読む方もドキドキワクワクします。

本のプロローグにある、

「無理だからやめておきなよ」

「できるはずないよ」

そう言われ続けても、私はあきらめず自分を信じて可能性を探し求めた。

今、世界のどこかで、こんな私と似たソウル(魂)を持った誰かが、

この物語で自分に目覚め、勇気と希望をもって歩みだしてくれたらいいなと思う。

大橋さんのソウル(魂)は、難聴者、健聴者関係なく心に響きます。

大橋さんから勇気をソウルを頂き、これからの更なるご活躍を願い、

本に出てくる「結ばれる」

という手話を両手でつくりました。

もう声なんかいらないと思った
もう声なんかいらないと思った

2013年11月30日

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