
先月好評であったAI搭載補聴器特集。
多数のお問い合わせをいただきました。
先月に引き続きAI関連の補聴器をご紹介いたします!
今月は、少し趣旨を変えて、AIを活用している補聴器をピックアップしてみました。
AIと補聴器の関係
私たちの生活の身近になってきたAI。
AIとは、artificial intelligence(アーティフィシャル・インテリジェンス)の略で「人工知能」を指します。
補聴器におけるAIは、補聴器に入力された音(補聴器がマイクで拾った音)を人工知能が分析をし、その環境に適した雑音抑制機能の適応、指向性の選択(ことばの向きを判断する)、音量調節を人工知能が行うことを指します。
AIが働くことにより、よりその場に適した音を提供することが可能になり、より快適に補聴器を使用することができるようになります。
AI活用補聴器の紹介
以下、先月に引き続き2025年11月現在に登場しているAI関連の補聴器です。今月はAIを活用している補聴器を紹介します。
①Oticon「Intent」

2024年6月に登場したデンマークの補聴器メーカー「Oticon(オーティコン)」のIntent(インテント)。
充電式耳かけ型のみのラインナップとなっております。
Brain hearing(ブレイン ヒアリング)が特徴であるオーティコン。
オーティコンは以前より脳の働きに着目とした音作りを行っております。
人間の脳は、人の声だけでなく周囲の音すべてを集約させて理解してます。
そのため指向性(人の声に焦点を当てる)のではなく、周囲の音をバランスよく届ける中で、ことば含め状況を理解することを目指しています。
少し前置きが長くなりましたが、ここで活躍するのがAIです。


周囲の音をバランスよく届けるためにはどうしたらいいのか?
オーティコンは、DNN(deep neutral network)を採用しています。
AIにより多くのことを学ばせる機械学習(コンピュータが大量のデータからパターンを自動で学習し、その結果を予測や分類に利用する)を採用しています。
オーティコンのDNNは、約1200万以上の音の情景をインプット。
周囲の音をバランスよく届けるには、どのような割合で音に焦点を当てればいいのかをAIが分析して、補聴器より音を届けます(アウトプットさせる)。
そのほか4Dセンサー(会話認識・頭部の動き・身体の動き・音環境認識の4つのセンサー)と連携し、音の情景をお伝えします。
詳細は、こちらの記事をご覧ください。
②Signia(シグニア)Pure Charge&Go IX

シンガポールの補聴器メーカー「Signia(シグニア)」が2023年1月に販売された「Pure Charge & Go IX」は充電式耳かけ型補聴器になります。
こちらの補聴器の特徴は、アプリでAIを活用していものになります。


シグニア補聴器専用アプリに「Signia assistant(シグニアアシスタント)」という機能があります。
これは、現状の聞こえの困りをAIとチャットの対話形式で答えていくと、回答に寄り添った調整を行ってくれるというものです。
AIもまだ、完全ではないためAIが調整したものが上手くいかないこともあります。その場合、元の状態に戻すことや今と同じ状態で再調整をAIに指示を出すことが可能です。
Oticon(オーティコン)のIntentが補聴器にお任せだとすると、こちらの補聴器は、AIをお客様自身で操作をするというイメージになると思います。
その他、シグニアのPure Charge&Go IXは、「会話のロックオン」の機能を主軸に、騒がしい場所での数人の会話の際に、ことばを潰さず(圧縮をかけずに)且つ、複数のセンサーが働くことが特徴となっています。
上記2器種の試聴貸出も行っております!
試聴、貸出も無料で行っておりますので、ご興味を持たれた方がいらっしゃいましたら是非一度ご相談して頂けばと思います!※2
※2 試聴器の数には限りがあります。予めご了承くださいませ。

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