東海愛知新聞連載第95回【心のやり取り】

東海愛知新聞連載日(第94回目)の記事となります。こちらのサイトにも掲載をさせていただきます。ぜひ、ご覧ください。

東日本大震災から今年3月で10年目となります。
震災の被害にあわれた方に心からお見舞い申し上げます。

今回は災害と難聴補聴器についてお伝えしたいと思います。

例えば地震の火災、津波などが迫っているとき大きな声で「逃げて!!」というアナウンスがあっても何をやってるかわからず、状況が把握できないため、逃げ遅れてしまう可能性があります。

そのため、難聴者に危険を知らせるには口を大きく開けて話すボードなどを文字に変えて伝える。日の出前や日没後なら懐中電灯など左光で伝えるといった配慮や工夫が大切になっていきます。

避難所での配慮


被災後生活を送る避難所でも様々な問題が起きます。音声会話は配給物資の支給内容、食事時間、避難所のルールなどを難聴者が理解できず大切な情報や連絡が繋がらなかったため、生命の危機に及ぶ場合もあるのです。

避難所運営でも聞こえない聞きづらいから、難聴者が頼んでも手伝ってくれないだろう。聞こえないからできないことの方が多いだろうというイメージや思い込みで配布されたケースがあったと耳にしました。

健聴者でもストレスを抱える避難所生活で、そこに聞こえない聞こえづらいことで起こる障がいが加われば、より多くのストレスを抱え込んでしまうのは想像に難しくありません。避難所生活でもわずかの配所や気づきで多くの聞こえない、聞きづらい方が救われます。

食事配給時間を大きな声で伝えることも必要がありますが、黒板やホワイトボードに書いて文字で伝えることも大切です。補聴器をつけている場合話しかける際、耳元で大きな声を発してしまうと大きな声が響いてしまいより効きづらくなってしまいます。

肩をトントンと触れて一度気づいてもらってから筆談などしていただけると良いと思います。

避難所に要約筆記者や手話通訳者がいる場合、その方にビブスを付けていただくことで判別しやすくなれば心強いはずです。

避難所運営の役割分担は聞こえない削られた後に最初に何が得意なのか、どんなコミュニケーション方法がいいのか聞いておくと双方の信頼が生まれます。

心のやり取り

手話で対応していただけるとも良いと思いますが、身振り手振りであっても心があれば必ずあるはずです。やはり大切なのは心のやりとりです。

今後、東海地区でも大きな地震が高い発生確率で発生すると言われています。

災害時でも聞こえない聞こえづらいことが生命の危機に繋がる。避難所でより不自由な生活を送らないように健聴者、難聴者双方の心の配慮で助かりにここの通い合いが増えると信じております。

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