レインツリーの国
天野くんにぜひ!読んだらええと思う本があったから送るわ。
知人の方を通じて、お知り合いになれた方が一冊の本を送ってくれました。
レインツリーの国
難聴者のひとみ(補聴器を装用されています)と健聴者の伸とのお互いぶつかりながら、
理解しながら互いに惹かれあっていく恋愛小説。
普段はビジネス本しか読まない私は、
恋愛小説を呼んだ記憶もなく、もしかしたら人生初の恋愛小説かもしれません。
自分は仕事柄、難聴や補聴器について多くの方より知っていると思います。
そのため、
この作品をまっさらな思いで読むことができなくなりそうでしたので、
あえて難聴や補聴器という言葉を意識せず読み終えました。
難聴、補聴器はでてきますが真っ直ぐに惹かれ合う二人がいました。
そう、
別に特別じゃなく、年頃の女の子が恋愛をする。
難聴、健聴関係なく等身大の男女がそこにはいました。
勉強のために読もうと思ってたのが、
すぐレインツリーの国の世界観に引き込まれあっとゆう間に読んでしまいました。
あえて私は難聴や補聴器という言葉を意識せず読みましたが、
多くの方がこのレインツリーの国を読んでいいただく事で、きっと難聴や補聴器の理解に繋がる。
二人を繋げたフェアリーゲームのように人生初の恋愛小説は、私にとっても「忘れなれない本」になりました。
物語の後半で、ひとみが補聴器を見せるようにロングからショートに髪を切ったシーンがあったのですが、
もしレインツリーの国の続編があるのなら、
ショートカットで垢抜けたひとみがキラキラのデコ補聴器をつけて、
笑顔で伸と歩いている姿を想像しながら、そっと本を閉じました。
2013年3月12日