【NHK連続テレビ小説でも注目】おたふくかぜによる(ムンプス)難聴について【半分、青い。】

NHK連続テレビ小説「半分、青い。」の主人公が発症したムンプス難聴について
現在話題を呼んでいるNHK連続テレビ小説「半分、青い。」の中で、主人公の左耳が聞こえくなるという話がありました。
同番組の専用サイトでは、特集が挙げられていましたので、今回はムンプス難聴と補聴器について紹介します。
以下、埼玉医科大学病院 診療部長・教授である池園さんのコラム一部抜粋↓
高度の難聴が生涯にわたって続きます。基本的には、片耳を完全に失聴する(一側性難聴になる)ケースが多いです。また、耳鳴りや、めまいを伴うこともあります。
耳鳴りは、やがて軽快する方もいれば、生涯にわたって続く方もいます。程度に関しても、ほとんど気にならないと言う方から、強いストレスを感じる方まで、さまざまです。めまいがある場合でも、発症から長くとも数か月程度で軽快することが多いです。鈴愛さんの場合、左耳の失聴と耳鳴りはずっと続き、めまいは数か月以内に軽快した、という形です。
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)とは?
流行性耳下腺炎(ムンプス)は2~3週間の潜伏期(平均18日前後)を経て発症し、片側あるいは両側の唾液腺の腫脹を特徴とするウイルス感染症 であり、通常1~2 週間で軽快する。最も多い合併症は髄膜炎であり、その他髄膜脳炎、睾丸炎、卵巣炎、難聴、膵炎などを認める場合がある。
※国立感染症研究所感染症情報センターより
治療と予防について
流行性耳下腺炎およびその合併症の治療は基本的に対症療法であり、発熱などに対しては鎮痛解熱剤の投与を行い、髄膜炎合併例に対しては安静に努め、脱水などがみられる症例では輸液の適応となる。有効性については、接種後の罹患調査にて、接種者での罹患は1 ~3%程度であったとする報告がある。接種後の抗体価を測定した報告では、多少の違いがあるが、概ね90%前後が有効なレベルの抗体を獲得するとされている。ワクチンの副反応としては、接種後2週間前後に軽度の耳下腺腫脹と微熱がみられることが数%ある。重要なものとして無菌性髄膜炎があるが、約 1,000~2,000人に一人の頻度である。
有効な抗ウイルス剤が開発されていない現状においては、集団生活に入る前にワクチンで予防して おくことが、現在取り得る最も有効な感染予防法である。
※国立感染症研究所感染症情報センターより
万が一、難聴になってしまった場合
ムンプス難聴は多くが片側性で、健側の耳が聴覚を補うとされており、小児では片側ろうであっても本人も周囲も発症に気づいていないことが珍しくないそうです。小児で難聴を発症した場合は、音の方向や距離感を把握できなかったり、複数人との会話。騒がしい中での聞き取りが困難になります。そのため、言語発達や発育が遅れる可能性もあるかもしれません。大人であっても、聞き逃しで不安やストレスを感じることもあるでしょう。一見耳と関係のない、病気でも繋がっていることを忘れず、定期接種を心掛けるようにしましょう。
また、万が一難聴になってしまった場合は、先ずは耳鼻咽喉科に診察頂き、補聴器が必要とされた場合は、当店でもご相談可能です。一側性難聴(片耳聞きづらい)の場合でも「クロス補聴器」と言う、聞こえを補助する機器もあります。
クロス補聴器とは?
聞こえない耳側周辺の音を集め、聞こえる側の耳に誘導して聞き取る補聴器システムです。
聞き取りができない耳に送信機を装用し、電波で音をもう片側の補聴器まで届けます。
突発性難聴などにより、一側性難聴※になられてしまった方に有効な補聴器とされております。
しかし、効果には個人差があります。
※片側の耳が極端に聞こえにくくなっている難聴のことです。
※両耳とも聞きづらい場合(左右聴力差が大きくある場合)、片方に補聴器、もう片方にクロス補聴器を装用する方法もあります(※バイクロス補聴器と呼びます)
こえない耳側周辺の音を集め、聞こえる側の耳に誘導して聞き取る補聴器システムです。
聞き取りができない耳に送信機を装用し、電波で音をもう片側の補聴器まで届けます。
突発性難聴などにより、一側性難聴※になられてしまった方に有効な補聴器とされております。
しかし、効果には個人差があります。
※片側の耳が極端に聞こえにくくなっている難聴のことです。
※両耳とも聞きづらい場合(左右聴力差が大きくある場合)、片方に補聴器、もう片方にクロス補聴器を装用する方法もあります(※バイクロス補聴器と呼びます)
↑クロス補聴器RICタイプ。閉塞感が気になる(補聴器が耳に入っている感じが気になる)方にお勧め!
↑閉塞感がやや出てしましますが、落としづらく耳型に合わせて作るためフィット感を高めたい方にお勧め!
新生活のスタート、聞きづらい場面はありませんか?
クロス補聴器を装用される前には、必ず試聴をお勧め致します。
例えば、
- 車の中の会話。運転していて横からの会話など。
- 居酒屋のカウンターでの横からの会話など。
- 会議での聞きづらい方向からの会話など。
実際にお困りの環境にて試聴されまだ聞きづらさを感じた場合、音の調整を再度行う。
試聴でもこれを実施されると効果が確認でき、クロス補聴器を有効に使うことができます。
片耳はきこえるけど、もう片方の耳が聞きづらい。突発性難聴後、片耳が聞こえづらい場合は一度検討して頂き、試聴して頂ければと感じます。
愛知県を中心に、東海地方にお住いの方々に日々ご相談を承っております。
クロス補聴器を始め、専門スタッフが試聴からご購入後も密にサポートして参ります!
聞きづらさを感じる場合は、先ずは耳鼻科への受診をお願い致します。
補聴器が有効と診断された場合、クロス補聴器を含め補聴器の試聴貸出が可能です。
※比較で複数のメーカー、器種同士での試聴貸出も可能ですので先ずはご来店、ご相談ください。
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あいち補聴器センター
〒444-0862 岡崎市吹矢町69
電話&FAX:0564-24-4733
※水曜定休日 営業10時~17時まで