頑固じいさんの話
そのおじいさんは、家族みんなから
『おじいちゃん耳が遠いよ、補聴器つけたら?』
と言われていましたが、『俺はそんなもんいらん!』と言っていました。
少したっておじいさんのお孫さんが結婚することになり、お孫さんは結婚式で歌を歌うことになりました。その時お孫さんが
『結婚式の歌、おじいちゃんもちゃんときいてよ』
と言いました。その一言でおじいさんは補聴器をすることを決めました。結婚式当日おじいさんはニコニコして歌をきいていました。
そしておじいさんは今まで家族のみんなが、大きな声で話しかけていた事にも気づきました。
おじいさんが補聴器をつけることに決めたのは、お孫さんの孫パワーの力が大きかったと思いますが、補聴器をつけられたことにより家族の方が大きな声を出さなくてもよくなったのでとても楽になったと思います。
補聴器を通じてご本人様の『聞こえ』と家族を含めた『聞こえ』のお役に立てるよう努力していきたいです。
2006年08月13日