あいち補聴器センター代表天野慎介の特別連載が東海愛知新聞に掲載されましたのでご紹介いたします。

今回のテーマは「音とは?」になります。

東海愛知新聞記事

6月6日は補聴器の日

6月6日は何の日かご存じですか?「補聴器の日」です。

6月6日の数字は片方を裏返すと「6と∂」ちょうど両耳の穴のようなかたちになること、ゾロ目で大変覚えやすいとして、平成11年に「6月6日は補聴器の日」と、日本補聴器販売店協会と日本補聴器工業会が記念日制定いたしました。

今回は、補聴器の日にちなんで「音」について書きたいと思います。

そもそも「音」とはどんなものだと思いますか?

音とは?

私たちが日常生活では、様々な「音」にあふれています。例えば人の声、テレビの音、車や電車の走る音、楽器など挙げればきりがありません。私たちにとって身近である音について、どんなものなのか?どんな要素があるのか?説明します。

音は何でできているのか?

その答えは物体の振動によって発生する「波」です。専門的なことばでは「音波(おんぱ)」と言います。この波は、空気はもちろん液体や固体の中も伝わります。そして、この音波が鼓膜(こまく)を振動させることによって、私たちの耳に届き音として初めて認識します。人はさまざまな音を聞き分けることが出来ますが、いったいどんな要素があるのでしょうか? 

音に必要な要素について

大きく分けると「音の大きさ」、「音の高さ」、「音色」の3つにわけられます。これらの要素のちがいによってさまざまな音が作り出されます。

高さ

音の高い・低いイメージ
音の高さは、空気の振動の幅によって変わってきます。高い音は空気の振動が細かく、低い音は空気の振動が広くなります。専門的なことばでは、この振動を「周波数」と呼び「Hz(ヘルツ)」と言う単位で1秒間にどれだけ振動するのかを表します。(音の伝わる速さは新幹線の数倍速く、時速約1,200kmと言われています!)

大きさ

音の大きい・小さいイメージ
音は大きすぎると不快に感じたり痛みを感じます、逆に小さすぎると聞こえません。音の大きさは「空気の振動する幅の大きさ」に比例し、振動する幅が大きければ音は大きくなり、逆に幅が小さければ音も小さくなります。(音の大小は空気によっても伝わり方が変わります。雨の日の空気と晴れの日では、雨の日の方が湿気があり、より大きく聞こえます!)

音色

いろいろな楽器の音色。音色は「音の個性」のことを指します。例えば、トランペットとバイオリンを同じ周波数の音を同じ大きさで音を出しても、同じには聞こえません。その理由は、音自体の波の形状が異なっているためです。
トランペットやバイオリンだけでなく私たちの普段聞く音というのは、一つの周波数の音だけを出すことが出来ません。様々な周波数の音が適度に混ざり合った波になります。どの程度混ざり合っているかの違いが音色の違いを生み出しています。(人の声が一人ひとり違って聞こえるのも様々な周波数の音が混ざり合っているからです!)

音のイメージ

まとめ

今回は補聴器の日にちんなんで皆さんにそもそも「音」について紹介しました。音の正体は、物体の振動によって発生する「波」である。音を構成する要素は「高さ」「大きさ」「音色」の3つがあります。

アクセス

  • 所在地
    愛知県岡崎市吹矢町69

  • 営業時間
    10:00~17:00 / 水曜日定休
  • 車でお越しの場合
    店舗前に駐車場4台
    ※店舗前駐車場満車の場合、店舗横の名鉄協商パーキングをご利用ください

  • 電車でお越しの場合
    名鉄東岡崎駅下車
    北口より徒歩5分