難聴の種類「感音難聴」
あいち補聴器センター代表天野の東海愛知新聞での連載になります。
ご一読いただければ幸いです。
今回は難聴の種類「感音難聴」をご紹介します。
感音難聴
感音難聴の多くは内耳の障害によっておこる難聴となります。
内耳の奥の聴神経や脳の障害でもおこりうる難聴でもあります。
様々な音の高さ(低い音、高い音)や難聴の程度(軽度から重度)など色々なパターンの難聴の可能性があります。
問題は、聞こえが正常な方はたくさんの有毛細胞で音を感じ取っているのに対して、感音難聴の方はこの有毛細胞の数が減ってしまい音を感じ取る力が少なくなってしまいます。
音の鮮明さや明瞭度が失われ、何を言っているのかは分かるが言葉の意味が分からないなどの症状が起こる場合が多くなります。
よく言われる聞こえ方の特徴は、
• 高音が響く
• 小さな音や言葉は聞きづらいのに、大きな音はうるさく感じる
• 音は聞こえるが、なにを言っているか分からない
• 佐藤(さとう)さんや加藤(かとう)さんの藤は聞こえるけど【か】なのか【さ】なのか分からない。
• 1(いち)時なのか7(しち)時なのか聞き分けづらい
加齢に伴う難聴や突発難聴、騒音性難聴なども感音難聴に分類されます。音や言葉の鮮明さが失われるため、補聴器で音声を大きくしても響いてしまったり、言葉がはっきりしない場合もあり伝音難聴に比べ補聴器の効果は個人差があります。
まずは耳鼻科受診をお勧めします
聞きづらいなと感じられた方は、耳鼻科への受診をお勧め致します。
治療等で聴力が回復する可能性、難聴の種類や程度を診断できるのは耳鼻科医のみとなります。
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